2019/11/18 08:00 午後

アイム・ザ・ボス!日本語版出すことにした、理由の話、続きです。

  • 2013/12/19 11:59 午後
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続きです。アイム・ザ・ボス日本語版リリースに悩みつつもGoを出したものの、時を置いて送られて来た完成原稿は壊滅的、しかも数年来信頼関係を醸成していた担当者はやめていた。

何故こういうことになったかというと、先方の社長がデザインに全く価値をおいておらず(というか価値がわからず)、従ってコストを全くかける気が無い人だったから…ということのようだ、と、メールをやり取りする中でわかってきました。自分もエッセン等ではミーティングで同席しており面識自体はある方だったんですが、まさかこんなこととは…と愕然としました。

で、どう酷かったのか…というのはお見せしなければわからないと思いますのでこの後例示します。まず前提として、先方が制作に入る前に出しあった条件がありました。第一に「今回原語依存を無しにしたい」という提案が先方からありました。その理由は「各国語版の内容物を完全に統一してコストを下げたい」というものでした。この話はニューゲームズオーダーの方針にも完全に合致する物でしたし、原版には元より必要の薄い(フレーバー的な)文字要素が多めだったので、こちらについては何ら揉める要素は無く、是非そうしましょう、と言う話でまとまりました。一方自分たちから出したのは、「箱の小型化」でした。これも輸送費用・倉庫費用の低減にダイレクトにつながりますし、プレイヤーの皆様の押入れにも優しい。前述の件同様、原版には「無駄」がありました。中敷きも適当に作られてスペースが余り気味だったため、適正と言えるサイズとして少し小さくする、ということでこちらも合意に至りました。

この時点では従来通りに、というか従来以上に上手くいく、と想定していました。より良い形でアイム・ザ・ボス!が出版できるのだと、僅かながら手ごたえを感じていました。しかし数か月後には酷い事態になったのです。確かに原語依存無くしてるけど!という。

まあともかく、ご覧いただきます。私たちの作った最終的なコンポーネントと比較で示します。



こちら、ゲーム開始時に各プレイヤーに1枚ずつ配られる投資家カードです。上は自分たちの決定稿です。元版のイラストを使ってますし、まあ無難、何の変哲もない、というような感じだと思います。(自分たちは最終的にアルファベット表記を必要最小限行うという決定に至っています。ただし使用する投資家の頭文字はは既存のCDGLSWからABCDEFに変更しています)

これに対し向こうが作ってきた(先方としては決定稿らしい)投資家カードがコレ。



…えー、何か黒いミープルが2個描いてあるんですが、何なのかと言うと、向こうの独断により、ボードを周回する「$マーカー」を「でっかいミープル」に変更したかららしい(全力で反対し、すんでの所で$マーカーに戻させました)。何なのよその変更。というかなんでミープル。

これは完全なる序の口です。



他の投資家の代理として使用できる「親族カード」、上はNGO決定稿。元版からして結構投資家カードと判別しづらい部分があったので、これには結構変更を加えています。急場しのぎで呼んできた感じを出しながら、アルファベット、色、イラストで判別もしてもらいやすいようにと言う方向です。



向こうの親族カード決定稿。原語依存が無いということ以外には肯定しにくいぞんざい感。



自分たちの決定稿の「アイム・ザ・ボス!」カードです。これも過去のデザインを踏襲していますが、このゲームの花形のカードということでちょっとインパクトを強調しています。

で、↓が向こうが出してきたアイム・ザ・ボス!カード、もちろん決定稿。



リラックスし過ぎだろ…。というかI'm the Boss!くらいの英語使用は許してほしい。



他プレイヤーの投資家・親族カードを海外旅行に行かせて無効にしてしまう旅行中カード、NGO決定稿。これも基本的には元のを踏襲してますが、見やすさ重視で交通標識の様な表示を採用しました。ちなみに対象として使用可能な投資家の種類に指定が無いワイルドの旅行中カードがあるんですが、それは下のようにFの投資家のシルエットを使用しました。



で、向こうが出してきた旅行中カードは下、相変わらずダサいものの他に比べればちょっとだけマシだったんですが、



ワイルドが壊滅的。



コレ見た時には一同思わず笑い転げちゃいましたが。

しかし。向こうは大真面目で、これをすぐにでも入稿する、と言っているのです。そして約束通り制作費を支払えと。これを日本語版として売れと。


馬鹿な。


…終わってしまう。この船に乗ったら、すべて終わってしまう。ニューゲームズオーダーという会社自体が。それ以上に、これまで少しずつ、少しずついただいてきた、皆様からのご信頼が。

本当に、本当に悔しいけれども、降りなければいけない。この話から。緊急にニューゲームズオーダーのメンバーに集合をかけミーティングの準備をしながら、自分は、そういう決断をみんなに告げるしかないと、そう考えていました。と言う所で一旦続きます。出来る限り早めに次を書きます。

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